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音楽とお酒と歴史探索が趣味です。色々書きなぐってます。
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  プロフィール
HN:
赤澤 舞
性別:
女性
職業:
飲食店店員
趣味:
お菓子作ったりピアノ弾いたり本読んだり絵描いたり
自己紹介:
東京・神奈川・埼玉あたりでちょこまか歌 を歌っております。

一応声種はソプラノらしいですが、自分は あんまりこだわってません(笑) 要望があればメッツォもアルトもやりま すヽ(^。^)丿

音楽とお酒と猫を愛してます(*´▽`*) 美味しいものには目がありません。

レトロゲームや特撮も好物です。

ヴァイオリンは好きだけど弾けませんorz
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2024/05/19 (Sun)
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2020/09/20 (Sun)
ゆっくりゆっくりですが、引き続き読み進めております。

※キリスト教徒でもユダヤ教徒でもイスラム教徒でもプロの考古学者でもないただの一般日本人(無宗教者)が、聖書を読んで楽しんでいるだけです。
気になったことは本を読んだりネットで情報を拾ったりしていますが、あくまで一般人が手に入れられる範囲です。
多大なる妄想を含んでいます。本気にしないでください。


○二十章
アブラハムは、そこからゲネブの地方へ移り、カデシュとシュルの間に住み着きました。ゲラルに滞在中、アブラハムは自分の妻サラのことを「これは私の妹です」と言ったので、ゲラルの王アビメレクは使いをやって、サラを召し入れました。
ところが神がアビメレクの夢に出てきて、
「あなたが召し入れた女のために、あなたは死ななければならない。あの女は夫のある身である。」
と言いました。
アビメレクはまだ彼女に近付いていなかったので、
「主よ。あなたは正しい国民も殺されるのですか。彼は私に、『これは私の妹だ』と言ったではありませんか。そして彼女自身も『これは私の兄だ』と言いました。私は正しい心と汚れない手で、このことをしたのです。」
と言いました。
神は夢の中で彼に言いました。
「そうだ。あなたが正しい心でこのことをしたのをわたし自身よく知っていた。それであなたが罪を犯さないよう、彼女に触れることを許さなかったのだ。
今、あの人の妻を返して命を得なさい。あの人は預言者で、あなたのために祈ってくれよう。しかしあなたが返さなければ、あなたも、あなたに属するすべての者も、必ず死ぬことをわきまえなさい。」
翌朝早く、アビメレクは彼のしもべを全部呼び寄せて、これらのことをみな語り聞かせたのて人々は非常に恐れました。
それからアビメレクはアブラハムを呼び寄せてこう言いました。
「あなたは何ということをしてくれたのか。あなたが私と私の王国に、凝んな大きな罪をもたらすとは、いったい私がどんな罪をあなたに犯したのか。あなたはしてはならないことを、私にしたのだ。どういうつもりでこんなことをしたのか。」
アブラハムは答えました。
「この地方には、神を恐れることが全くないので、人々が私の妻のゆえに、私を殺すと思ったからです。
また、本当にあれは私の妹です。あの女は私の父の娘ですが、私の母の娘ではありません。それが私の妻になったのです。
神が私を父の家からさすらいの旅に出されたとき、私は彼女に『こうして、あなたの愛を私のために尽くしておくれ。私たちが行くどこででも、私のことを、この人は私の兄です、と言っておくれ。』と頼んだのです。」
そこでアビメレクは、羊の群れと牛の群れと男女の奴隷たちを取って来て、アブラハムに与え、またアブラハムの妻サラを彼に返しました。
そしてアビメレクは言いました。「見よ。私の領地があなたの前に広がっている。あなたの良いと思う所に住みなさい。」
彼はまたサラに言いました。「銀千枚をあなたの兄に与える。きっと、これはあなたと一緒にいるすべての人の前で、あなたを守るものとなろう。これですべて、正しいとされよう。」
そこでアブラハムは神に祈りました。神はアビメレクとその妻、およびはしためをいやされたので、彼らはまた子を産むようになりました。
主が、アブラハムの妻サラのゆえに、アビメレクの家のすべての胎を堅く閉じておられたからです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回はアブラハムの引っ越し四方山話です。とりあえず先にネタバレておきますと、内容的には12章と殆ど同じです(爆)
アブラハムの本質的な部分は相変わらずクズで(あくまで個人の感想です)、神はアブラハムに甘々です。

さて、アブラハムは24年間住んだへブロンのマムレ(現パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区の南端)からお引っ越しをしました。
お引っ越し先はゲネブ地方(イスラエル南部の砂漠地方)。
第12章でカナンの地に至ってから定住場所を探す放浪生活中に立ち寄ったけれども、当時酷い飢饉だったためにスルーした土地です。
24年経って飢饉は無事脱したようで、アブラハムは「カデシュとシュルの間」に住み着いた、とあります。

カデシュは現シリア西部ホムスから24km南西の古代都市(テル・ネビ・メンド遺跡)です。
だいぶ遡って10章を調べたときに出てきた、カデシュの戦い(紀元前1285年頃)の舞台です。町についての説明は書くのがめんどいので、興味のある方は過去記事を御覧ください(爆)

聖書を楽しむ【8】(前編)
http://katzeundgeige.blog.shinobi.jp/mouso/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%82%92%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E3%80%908%E3%80%91%EF%BC%881%EF%BC%89

聖書を楽しむ【8】(後編)
http://katzeundgeige.blog.shinobi.jp/mouso/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%82%92%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E3%80%908%E3%80%91%EF%BC%882%EF%BC%89

シュルは、16章のところで出てきましたが、都市の境界に設けられた地域を指します。アブラハムの妾ハガルは、シナイ半島北西部にあるエジプトの東側境界に接した地域で御使いと遭遇しました。

ということは、アブラハムが住んだのは現在のレバノンとイスラエルにあたる地域のどこかになるのでしょうか。
とりあえず今回はそこへ引っ越す途中、ゲラルという土地に滞在したときのお話です。

ゲラルは、カナンの南側にあった平原および町の名前とされています。
学者さんたちはテル・アブ・フレイラという遺跡がその跡だと推している…とのことですが、Wikipediaで見てみますとこの町は紀元前5900~紀元前5800年頃に放棄されたと考えられているそうです。
フレイラ遺跡=ゲラルの町だとすると、ちょっと計算が合いませんねえ。もしかしたら町の名前ではなくて平原を指してるのかもしれません。

ちなみにそのテル・アブ・フレイラ遺跡は人類最古の農業の例とされていて、1万3000年以上前から穀物を栽培していた跡があるそうです。
とりあえずその場所にゲラルという町があったという体で話を進めます。

ゲラルに滞在している間、アブラハムはまた妻サラを「妹」として側に置いていました。そこでまた12章でのエジプトと同じことが起こります。即ち、その土地の王さまがサラの美しさに惹かれて王宮に召し入れる、というお約束事件。90歳になってもサラの美しさは健在なようです。ここまでくると美魔女を越えて美妖怪では?サラの外見年齢が気になるところです。
しかしアブラハム、一度やらかしているのにまたも同じこと繰り返すとは本当にクズですね!
というか18章で「1年後に子供を生む」と言われていたサラを他の男の元にやるとか、夫としてもどうかと思う…。1年後ってことは、もうお腹にいるって分かってるじゃん?もしまだ居なかったとしても、もうすぐ出来るってことじゃん?
いくら神さまのご加護があるから大丈夫って言っても、人間としてひどくね?

ゲラルの王さまは「アビメレク」という人でした。「我が父は王である」という意味のお名前だそうです。てことは、この地域の王権は世襲制だったんですかね。
なにも知らないアビメレクさんは、美人の側室をゲットしてホクホクです。その夜のことでした。
夢の中にいきなり神が出てきて
「あなたは夫のある女を召しいれたので、死ななければならない」
と仰ったわけです。理不尽ーーー!!!

しかしエジプトの時はそんな予告もないままファラオと一族に災害を起こしましたので、神も少し譲歩を覚えたのかもしれません。
まだサラにあんなことやこんなことなど何もしていなかったアビメレクは、
「あなたは正しい国民も殺すんですか?」
と主張します。サラもアブラハムのことを兄だと言っていたので、アビメレクは完全に騙されたことになります。
そんなド正論に対しての神のお言葉は
「あなたが正しいのは知っていたので、あなたが罪を犯さないように彼女に触れるのを許さなかったんですよ。」
神さまもアビメレクが正しいって認めちゃってますな。
えーとつまり、
『アビメレクさんは被害者なので、サラに手を出す前に止めてあげました。
今サラをアブラハムに返せば、このまま何事もなく済みます。
ただし返さなかった場合は、あなたは一族もろとも死ぬことになるのでそのつもりで宜しく。』
ということですね。

う、うわーーーアビメレク不憫過ぎる…
こんな予告もないまま災害起こされた12章のファラオは更に不憫過ぎる…

一応神はアブラハムのフォローとして、
「あの人は預言者なので、あなたのために祈ってくれると思うよ。」
とアビメレクに言いましたが、アビメレクの心情的には「だから何だよ」だったでしょう。

ちなみに「預言者」という単語はここで初めて公式で出てきました。
宗教に疎い日本人の私は『予言者』と『預言者』の違いがあんまり良く分かってなかったのですが、

予言=ある物事についてその実現に先立ち「あらかじめ言明すること」

預言者=自己の思想やおもわくによらず、霊感により啓示された神意(託宣)を伝達し、あるいは解釈して神と人とを仲介する者

だそうです。そもそも予言と預言は本来同じ意味ですが、啓示宗教の絡んだものを「預言」、一般的な未来予知などの神秘的現象を「予言」と表記するとのことです。

そんな物騒な夢から目覚めたアビメレクさん、朝早くからすぐにしもべを全員呼び出して、夢の内容を説明しました。報・連・相の出来る良い王さまだ…。
話を聞いた皆さん、恐れ戦きます。
それからアブラハムを呼んで、
「なんてことしてくれたん?私あなたに何か悪いことした?どういうつもりなのよマジで」
と、12章のファラオと全く同じ抗議をします。それに対するアブラハムの返答は以下のとおりです。

・この地方には(自分が信仰する)神は恐れられる存在ではないため、美しい妻を連れていたら殺されると思った

・サラは確かに妻だが、腹違いの妹でもあるので嘘は言ってない

大まかな言い訳は12章のときと同じですが、なんとここで新情報。サラはアブラハムの実の妹でした!!!
11章からここまで主役張ってきて更にここへきて新情報とか、公式の情報開示遅すぎやしませんか。
そして言い訳にさりげなく「神に命じられてさすらいの旅をしている」アピールも欠かさないアブラハム、さすがです(爆)
しかしながら、「この地方では神を恐れることが全くないので」という前回も使ったこの言い訳、今回は苦しいものがあります。
だってアビメレクはちゃんと夢に出てきた神を「主」と呼んで敬ってますし、その家臣たちはアビメレクの話を聞いてちゃんと恐れ戦いてますからねえ…。

それでもアブラハムの言い分を聞いたアビメレクはサラを返した挙げ句、羊の群れと牛の群れと奴隷たちをくれました。
更に「領地内の好きなところに住んで良いよ」とアブラハムに言って、銀を1000枚くれました。
そしてサラに「これはあなたと一緒にいる全ての人の前で、あなたを守るものになるだろう」と言いました。

つまり、王さまが直々に領地内に住むことを許可してくれたんですね。
お金をくれたのは何故なのかよく分かりませんでしたけど、「あなたを守るものになるだろう」というアビメレクの言葉から色々妄想してみました。
自給自足の遊牧生活をしていたアブラハムたちには、貨幣の持ち合わせが無かった可能性があります。
牧畜を営んでいるから食糧と衣料は自分たちで作れるし、自分たちでは作れない何かが欲しいときはキャラバンの旅人や立ち寄った町の市場で物々交換すればよいのです。
ただし物々交換というものは、個々人でのやり取りに限ります。通貨の存在する国では、生活の全てを物々交換で乗り切ることは相当難しいと思います。(稀にやっていらっしゃる方もいるようですが)
税金や家賃などの支払いや、なにか問題が起きたときの賠償を通貨で行う地域で
「お金持ってないので羊肉でお支払できますか?」
と言っても通らないでしょう。郷に入っては郷に従えというわけです。
そんなとき用に、とりあえず当面の問題が解決できるようアビメレクは自分の地域の通貨を渡したのではないでしょうか。(完全なる妄想です)

ところで、私の持っている聖書では「1000枚」と書いてありましたけれども、「1000シェケル」と書いてある版もあるそうです。
「シェケル」は紀元前3000年頃のメソポタミアから使われはじめた貨幣単位で、元々は重さの単位でした。
語源はアッカド語の「大麦(シェ she)」なので、きっと最初は麦で支払いしていたのでしょう。

そもそも、この時代にまだ「硬貨」はなかったと思います。
以前セムの子ルデについて調べたときに出てきたリュディア王国で、人類最古の硬貨が生まれたということは書きました。

聖書を楽しむ【9】
http://katzeundgeige.blog.shinobi.jp/mouso/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%82%92%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E3%80%909%E3%80%91

リュディア王国でエレクトロン貨が出来たのは紀元前670年頃で、それまでは諸々の支払いには大麦や羊毛が使われていたそうです。やはり物々交換だったわけですね。
金や銀も貨幣として使われることはあったようですが、重さで計って使われたそうです。
ちなみにメソポタミアでは銀は採れないので、わざわざアナトリア半島から輸入していたそうな。

所謂「貨幣」の形ではありませんでしたが、紀元前4300年には最古の銀貨となるリング状(または螺旋状)の銀があって、必要な分だけ切り取って使われていたのだとか。この形状の銀は「ハル」という名前で、アッカドからバビロン第一王朝にかけて使われたとのことです。

紀元前3000年頃に「シェケル」が登場しますが、面白いことにシュメール語ではシェケルのことを「ギン」と呼んでいたようです。ダジャレじゃないよ。
紀元前22世紀の記録によりますと、銀1ギン(約8.3グラム)=大麦1グル(約300リットル)の価値と換算して交易に使っていたそうです。

シェケルの重さは時代や地域によって差異があり、1シェケル9~17グラムくらいだったと言われています。これも時代や地域によりますが、金や銀の重さと額面が等しいこともあったといいます。

ではアブラハムがもらった1000シェケルはいくらくらいなの?
紀元前20~18世紀の1ヶ月の労働賃金が1シェケルだったそうなので、1000ヶ月…83.3年月分のお給金と換算すれば良いのでしょうか。
それがどれくらいの所得者の賃金なのかは分かりませんでしたので、素人考えで自国の平均年収で計算します。
現在2020年の9月19日、3日前に国税庁が出した日本の平均年収は441万円でした。
なので単純計算で4410000円×83年(四捨五入)とすると、3億6603万円になります。

さ…………3億!!!!!!!!

マジで?王さまちょっと気前良すぎない???

まあ、素人計算ですしスゴくザックリ調べただけですし間違いもあるでしょうけど、とりあえずアビメレク王がすごい大金をアブラハムにポイっとくれたことは分かりました。


参考サイト
http://sirakawa.b.la9.jp/Coin/Z013.htm

https://www.glorychrist.com/2015/10/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%81%AE%E8%B2%B7%E3%81%84%E7%89%A9%E3%81%AE%E4%BB%95%E6%96%B9/


領地に住むことも正式に許可した。当面の生活費も保証した。『自分たちに馴染みの無い神の信仰を主張する異邦人』に対しては破格の対応ですね。
「これですべて、正しいとされよう。」
というアビメレクの発言に、一読者の私は全力で首を縦に振りたい所存です。
まあこのお話の場合「正しい」と判断するのはあくまで主で、尚且つ主はアブラハムの主観で「この人は良い人ですよ」という定期連絡(お祈り)が無いと、判定すらしてくださらないのですが(爆)
そこでアブラハムが神さまに祈ると、やっと神はOK判定を出してくれました。
なんとアビメレクの夢に出てきて「このままだとあなたは死ぬ」宣言をしただけでなく、神さまは『アビメレクの家のすべての胎を閉じる』というペナルティを与えていたのです。いつのまに…。

ただし、この場合はペナルティというよりは、後宮に入ったサラに万が一のことがあってアブラハム以外の男の子供を妊娠しないように、サラを含む後宮全員の女を不妊にした予防策と見ることもできます。
…しかしね、ピンポイントで処女受胎させることもできる神さまにしては予防策が雑過ぎやしませんかね?

とにかく神さまはアビメレクと、アビメレクの妻や側女たちを癒したので、アビメレク家の女たちはまた子供が産めるようになりましたとさ。

うーん、やっぱり釈然としない…。
まあここでのお話の主人公はどうあがいてもアブラハムなんで、主人公補正は強いってことですかね。

とりあえず今回はここまでです。

今回の楽曲紹介はカール・アマンド・マンゴルト作曲、オラトリオ『アブラハム』
https://youtu.be/OibQ_Dy-hfc

本筋からちょっと戻って、創世記11章から19章までのアブラハムの旅を描いたオラトリオだそうです。1860年に作曲されました。

コンゴルトさん、これまたマイナーな作曲家で私も初めて知りました。どれくらいマイナーかっていうと、日本のWikipediaには彼の記事がなかったのよ!(爆)
楽譜もあんまり日本には無くて、まだまだ研究の余地がありそうな作曲家さんでした。

Carl Amand Mangold(1813〜1889年)

ドイツ・ダルムシュタット生まれの作曲家・ヴァイオリニスト・指揮者です。
パリ音楽院で学び、26歳でダルムシュタットのムジークフェライン(楽友協会)の監督になりました。ちなみにパリ音楽院ではベルリオーズやショパン、リストなどと知り合いになったそうです。
その後ダルムシュタット城の宮廷音楽監督になったマンゴルトは、彼の主要なオラトリオやカンタータ作品のほとんどを1848年(35歳)までに制作しました。
1845年にはオペラ『タンホイザー』を書き上げたマンゴルトでしたが、なんとちょうど同じタイミングでワーグナーも『タンホイザー』を発表してしまいます。意図的な被りではなくて、お互いに知らなくて作ってしまったようです。
リヒャルト・ワーグナーはマンゴルトと同い年でしたが、なにもここまで被らなくても…
マンゴルトがマイナーな作曲家になってしまったのは、どうやらワーグナーの方が有名になってしまったのも一因のようです。

今回ご紹介したオラトリオ『アブラハム』は、彼が47歳の時の作品です。

マンゴルトはオーベルストドルフにて76歳で亡くなるまでに、オペラ8作品、オラトリオ及びカンタータ9作品、合唱曲約260作品、宗教歌曲約375作品を作曲したとのことです。

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